2010/09/30 電子納品に関する情報

電子納品に関する情報


◆ 国土交通省 CALS/EC 電子納品に関する要領・基準
http://www.cals-ed.go.jp/

土木工事に関する電子納品等の運用に関する要領・基準、ガイドラインが公開されました。

<公開された要領・基準等>
(1)工事完成図書の電子納品等要領(平成22年9月)
(2)デジタル写真管理情報基準(平成22年9月)
(3)電子納品等運用ガイドライン【土木工事編】(平成22年9月)


<適用する時期>
(1)、(2)は、平成23年4月1日以降に入札手続を開始する全ての工事に適用。
(3)は、平成22年11月1日以降に契約する全ての工事に適用。それ以外の工事については、受発注者の協議により本ガイドラインの適用を決定。


<弊社の電子納品関連のシステム>
上記の新しい要領・基準への対応につきましては、PhotoManager、CALS Managerにて、順次対応させていただく予定です。

工事完成図書の電子納品等要領の主なポイント

1 二重納品排除の明確化

施工中に受発注者間において紙資料で交換・共有した書類は原則として電子納品をしない

2 用語定義の明確化

用語の定義の追加、見直し

3 フォルダの必要性の明確化

各段階における電子データの必要性を明確化

4 運用ガイドラインとの整合

5 台帳管理項目、台帳フォルダ(REGISTER)

維持管理段階での電子データの必要性から、台帳データを格納する為の台帳フォルダ(REGISTER)を追加

6 打合せ簿管理項目

「工事帳票」を打合せ簿フォルダに格納することを規定し、打合せ簿管理項目「工事帳票種類」の情報項目を追加

7 電子成果品

電子媒体を介さないオンラインによる電子納品も含めた運用に対応できるように見直し

8 使用文字

平易な解説に変更

9 工事管理項目

CORINSコードの情報が不要(工事管理項目から「工事実績システムバージョン番号」と「住所コード」を削除)

10 その他

電子媒体の表記規則の変更、施工中に紙資料で交換した資料の取扱いの追加、全体とした用語の統一

※平成23年4月以降に入札手続を開始する直轄工事から適用を開始します。

デジタル写真管理情報基準の主なポイント

1 運用ガイドラインとの整合

「電子納品等運用ガイドライン【土木工事編】」及び「工事完成図書の電子納品等要領」との整合
※電子データの仕様(写真管理項目やフォルダ構成等)に関する変更はありません。

2 フォルダ構成

工事毎に電子納品の運用が異なることから、本基準からフォルダ構成図を削除

3 写真管理項目(撮影工種区分)

品質管理写真の工種区分の記入可否の目安を見直し

4 その他留意事項の追加

※平成23年4月以降に入札手続を開始する直轄工事から適用を開始します。